なかとみのふとのりと、ことふとにのりあぐ、高天原に千木高しりて、仕えまつらん
ツミケガレ今はあらじと、はらい給えそ、八塩路やしおじの塩の八百会やおあい、母います国くにはらいため、千城百国ちしろももくに、精治せいち万歳
岩隠れし比売ひめ、秘命ひめのミホトは焼かれ給いて、平坂の岩戸ひらけむ音の聞こゆる
ささげてむ、和稲荒稲わしねあらしね横山のごと、赤丹あかにの頬にきこしめしませ、御酒みきたてまつる
沖つ藻葉辺津藻葉おきつもはへつもはぞ奉たてまる、宇都うつの幣帛みてくらきこし召したべ、称え、言太祝詞たたえことふとのりとこと、今ぞ高らかに
青海原、青垣山の内に御子生まる
百不足八十隅手ももたらずやそくまでいまひらかん時