第一帖(81帖)

道はいくらもあるなれど、どの道通っても良いと申すのは悪のやり方ぞ、元の道は一つぞ

初めからの元の世の道変わらぬ道があれば良いと申しているが、どんなことしても我われさえ立てば良い様に申しているが、それが悪の深き腹の一厘ぞ

元の道は初めの道、神のなれる道、神のなかの ・なる初め・は光の真中「神道・神の道」は四の道、この事気のつく臣民無いなれど「一が二」わかる奥の道、身魂掃除すればこの事分かるのぞ、身魂磨き第一ぞ


第二帖(82帖)

か一の八まに立って、一れ二りて祓ってくれよ、ひつくの神に仕えている臣民、代わる代わるこの御役つとめてくれよ、今は分かるまいなれど結構な御役ぞ

この神示腹の中に入れておいてくれと申すに、言う事聞く臣民少ないが今に後悔するのがよく分かっているから、神はくどく気付けておくのぞ

読めば読むほど神徳しんとくあるぞ、どんな事でも分かる様にしてあるぞ、言う事聞かねば一度は種だけにして根も葉も枯らせてしまって、この世の大掃除しなければならんから、種のある内に気付けて居れど、気づかねば気の毒出来るぞ

今度の祭典まつり御苦労であったぞ、神界では神々様大変の御喜びぞ、雨の神、風の神殿こと殊ことに御喜びになったぞ、この大掃除一応やんだ止んだと安堵する、この時、富士鳴門がひっくり返るぞ、早く改心してくれよ


第三帖(83帖)

アメリカもイギリスは更なり、ドイツもイタリもオロシヤも外国はみな一つになって神の国に攻め寄せて来るから、その覚悟で用意しておけよ

神界ではその戦の最中ぞ、学と神力との戦と申しておろがな、どこからどんな事出来るか臣民には分かるまいがな

一寸先も見えぬほど曇って居ってそれで神の臣民と思っているのか、畜生にも劣っているぞ、まだまだ悪くなって来るから、まだまだ落ち沈まねば本当の改心出来ん臣民沢山あるぞ

玉とは御魂みたまぞ、鏡とは内に動く御力おんちからぞ、剣とは外に動く御力ぞ、これを三種の神宝かんだからと申すぞ、今は玉が無くなっているのぞ、鏡と剣だけぞ、それで世が治まると思っているが肝腎かんじんの真中ないぞ、それで散り散りばらばらぞ

アとヤとワの詞うたの元要るのぞ、この道理分からんか、剣と鏡だけでは戦勝てんぞ、それで早く身魂磨いてくれと申してあるのぞ

上下ないぞ、上下に引っくり返すぞ、もう神待たれんところまで来ているぞ、身魂みたま磨けたらどんな所でどんな事していても心配無いぞ、神界の都には悪が攻めて来ているのだぞ


第四帖(84帖)

一二三の仕組みが済みたら三四五の仕組みぞと申してあったが、世の本の仕組みは三四五の仕組みから、五六七の仕組みとなるのぞ

五六七の仕組みとは弥勒の仕組みの事ぞ、獣と臣民とハッキリ別れたらそれぞれの本性出すのぞ

今度は万劫末代の事ぞ、気の毒出来るから洗濯大切と申してあるのぞ、今度お役決まったらそのままいつまでも続くのだから臣民よくこの神示読みておいてくれよ


第五帖(85帖)

食う物が無いと申して臣民不足申しているが、まだまだ少なくなって一時は食う物も飲む物も無くなるのぞ

何事も行であるから喜んで行をして下されよ、滝に打たれ、そば粉食って行者は行をしているが、断食する行者もいるが、今度の行は世界の臣民みな二度と無い行であるから厳しいのぞ、この行出来る人と、よく我慢出来ない人とあるぞ、この行出来ねば灰にするより外ほかにないのぞ

今度の御用に使う臣民、激しき行させて神移るのぞ、今の神の力は何も出ては居らぬのぞ、この世のことは神と臣民と一つになって出来ると申してあろうがな、早く身魂磨いて下されよ

外国は〇神の国は ・と申してあるが・は神ぞ、〇は臣民ぞ、臣民ばかりでも何も出来ぬ、神ばかりでもこの世の事は何も成就せんのぞ、それで神かかれる様に早く大洗濯してくれと申しているのぞ

神急けるぞ、この御用大切ぞ、神かかれる肉体沢山要るのぞ、今度の行は〇を綺麗にする行ぞ、掃除出来た臣民から楽になるのぞ、どこに居っても掃除出来た臣民から良き御用に使って、神から御礼申して、末代名の残る手柄立てさすぞ

神の臣民、掃除洗濯出来たらこの戦は勝つのぞ、今は一分もないぞ、一厘もないぞ、これで神国の民と申して威張っているが、足許あしもとからビックリ箱があいて、四つん這いになっても助からぬ事になるぞ、穴掘って逃げても土もぐっていても、灰になる身魂は灰ぞ

どこに居ても助ける臣民、行って助けるぞ、神が助けるのでないぞ、神助かるのぞ、臣民も神も一緒に助かるのぞ、この道理よく腹に入れてくれよ、この道理分かったら神の仕組みは段々分かって来て、何という有難い事かと心がいつも春になるぞ


第六帖(86帖)

今は善の神が善の力弱いから善の臣民苦しんでいるが、今しばらくの辛抱ぞ、悪神総がかりで善の肉体に取り掛かろうとしているから、よほど褌ふんどし締めてかからんと負けるぞ

親や子に悪の神懸かって苦しい立場にして、悪の思う通りにする仕組み立てているから気を付けてくれよ

神のもう一つ上の神の世のもう一つ上の神の世のもう一つ上の神の世は戦いくさ済んでいるぞ

三四五から五六七の世になれば天地光って何もかも見え透くぞ、八月の事、八月の世界の事よく気付けておいてくれよ

愈々いよいよ世が迫って来るとやり直し出来んと申してあろうがな、いつも剣の下にいる気持ちで心引き締めて居ってくれよ、臣民口で食べる物ばかりで生きているのではないぞ


第七帖(87帖)

今は悪の世であるから悪の人々が世に出て御座るぞ、善の世にグレンと引っ繰り返ると申すのは、善の臣民の世になる事ぞ

今は悪が栄えているのだがこの世では人間の世界が一番遅れているのだぞ、草木はそれぞれに神のみことのまにまになっているぞ、一本の大根でも一粒の米でもなんでも貴くなったであろうが、一筋の糸でも光出て来たであろうがな

臣民が本当の務つとめしたならどんなに尊いか、今の臣民には見当取れまいがな、神が御礼申すほどに尊い仕事出来る身魂ぞ、特に神の国の臣民、皆が誠の光現わしたなら天地が輝いて悪の身魂は目開いて居れん事になるぞ

結構な血筋に生まれていながら今の姿は何事ぞ、神はいつまでも待てんから、いつ気の毒出来るか知れんぞ、戦恐れているが臣民の戦ぐらい何が恐いのぞ、それより己の心に巣食っている悪のミタマが恐いぞ


第八帖(88帖)

山は神ぞ、川も神ぞ、海も神ぞ、雨も神ぞ、風も神ぞ天地みな神ぞ、草木も神ぞ、神祀れと申すのは神にまつらう事と申してあろうが

神々まつり合わす事ぞ、皆何もかもまつりあった姿が神の姿、神の心ぞ、皆まつれば何も足らん事ないぞ、余る事ないぞ、これが神国の姿ぞ、物足らぬ物足らぬと臣民泣いているが足らぬのでないぞ、足らぬと思っているが余っているのではないか

上の役人殿、まず神祀れ、神祀って神心となって神の政治せよ、戦などは何でもなく鳧けりがつくぞ


第九帖(89帖)

神界は七つに分かれているぞ、天つ国三つ、地の国三つ、その間に一つ天国が上中下の三段、地国も上中下の三段、中界の七つぞ、その一つ一つがまた七つに分かれているのぞ、その一つがまた七つづつに分かれているぞ

今の世は地獄の二段目ぞ、まだ一段下あるぞ、一度はそこまで下がるのぞ、今一苦労あるとくどく申してある事は底まで落ちる事ぞ、地獄の三段目まで落ちたらもう人の住めん所だから、悪魔と神ばかりの世になるのぞ

この世は人間に任せているのだから人間の心次第ぞ、しかし今の臣民の様な腐った臣民ではないぞ、いつも神懸かっている臣民ぞ、神懸かりと直ぐ分かる神懸かりではなく、腹の底にシックリと神鎮まっている臣民ぞ、それが人間の誠の姿ぞ

愈々いよいよ地獄の三段目に入るからその覚悟で居てくれよ、地獄の三段目に入る事の表おもては一番の天国に通じる事ぞ、神の誠の姿と悪の見られんザマとハッキリ出て来るのぞ、神と獣と分けると申してあるのはこのことぞ、何事も洗濯第一


第十帖(90帖)

いよいよ戦烈はげしくなって食う物も無くなり、住む所も無くなったら行く所無くなるぞ、神の国から除かれた臣民と神の臣民とどちらが偉いか、その時になったらハッキリするぞ

その時になってどうしたらよいかと申すことは神の臣民なら誰でも神が教えて手引っ張ってやるから、今から心配せずに神の御用なされよ

神の御用と申して自分の仕事を怠なまけてはならんぞ、どんな所に居ても神がスッカリと助けてやるから、神の申す様にして今は戦して居ってくれよ

てんし様御心配なさらぬ様にするのが臣民の務めぞ、神の臣民は言に気をつけよ、江戸に攻め来たぞ


第十一帖(91帖)

神土は白は「し」のつく黄は「き」のつく青、赤は「あ」のつく、黒は「く」のつく山々里々から出て来るぞ、よく探して見よ、三尺さんしゃく下の土なれば良いぞ、いくらでも要るだけは出て来るぞ


第十二帖(92帖)

御土は神の肉体ぞ、臣民の肉体もお土から出来ているのぞ、この事分かったらお土の尊い事よく分かるであろうがな

これから愈々いよいよ厳しくなるぞ、よく世の中の動き見れば分かるであろうがな、汚れた臣民が上がれぬ神の国に上がっているではないか

愈々となったら神が臣民に移って手柄させるなれど、今では軽石の様な臣民ばかりで神懸れんぞ、早く神の申すこと良く聞いて、生まれ赤子の心になって神の入れものになってくれよ

一人改心すれば千人助かるのぞ、今度は千人力与えるぞ、何もかも悪の仕組みは分かっているぞ、いくらでも攻めて来て御座れ、神には世の元からの神の仕組みしてあるぞ

学や智でまだ神に敵うと思ってか、神には敵わんぞ


第十三帖(93帖)

何もかもてんし様のものでないか、それなのにこれは自分の家ぞ、これは自分の土地ぞと申して自分勝手にしているのが神の気に入らんぞ

一度は天地に引き上げと知らせてあった事忘れてはならんぞ、一本の草でも神のものぞ、野から生まれたもの山から取れたもの海の幸いもみな神に供えてから、臣民頂けと申してある訳もそれで分かるであろうがな

この神示よく読みてさえ居れば病気も無くなるぞ、そう言えば今の臣民そんな馬鹿あるかと申すが良く察して見よ、必ず病も直るぞ、それは病人の心が綺麗になるからぞ

洗濯せよ掃除せよと申せば臣民何も分からんから、慌あわてているがこの神示読むことが洗濯や掃除の初めで終わりであるぞ

神は無理は言わんぞ、神の道は無理してないぞ、よくこの神示読んでくれよ、読めば読むほど身魂磨かれるぞと申しても、仕事をよそにしてはならんぞ

臣民と申す者は馬鹿正直だから神示読めと申せば神示ばかり読んだなら良い様に思っているが、裏も表もあるのだぞ、役員よく知らせてやれよ


第十四帖(94帖)

臣民に分かる様に言うなれば、身も心も神のものだから毎日毎日神から頂いたものと思えばよいのであるぞ、それでその身体をどんなにしたら良いか分かるであろうが

夜になれば眠った時は神にお返ししているのだと思え、身魂を磨くと申す事は神の入れものとして神からお預かりしている神の最も尊い所としてお扱いすることぞ、それで良く分かるであろが


第十五帖(95帖)

一二三は神食、三四五は人食、五六七は動物食、七八九は草食ぞ、九十は元に、一二三の次の食、神国弥栄ぞよ、人は三四五食に病ないぞ


第十六帖(96帖)

かじも櫓も折れた嵐の中の捨て小舟ぞ、船頭さんにもどこに行くやら着くやら分かるまい

アメリカ、イギリスは花道で、味方と思った国々も一つになって攻め寄せる、北から攻めて来る時がこの世の終わり始めなり

天にお日様一つでないぞ、二つ三つ四つ出て来たらこの世の終わりと思えかし、この世の終わりは神国の始めと思えよ臣民よ

どうする事も出来なくて、苦しい時の神頼み、神はいつでも懸かれるぞ、腐ったものは腐らせて肥料になると思えども、肥料にさえもならぬもの沢山出来て居ろうがな、それでは神も手が出せぬ

人の用意を急ぐぞよ、神々様にも知らせるぞ


第十七帖(97帖)

上の臣民は九十に気を付けてくれよ、九十が大切ぞと知らせてあろうがな、戦ばかりでないぞ、何もかも臣民では見当取れん事になって来るからお上に神祀ってくれよ、神にまつらってくれよ、神くどく申して置くぞ

早く祀らねば間に合わんのだぞ、神の国の山々には皆神祀れ、川々に皆神祀れ野にも祀れ、臣民の家々にも落ちる隈くまなく神祀れ、まつりまつって弥勒の世となるのぞ

臣民の身も神の宮となって神祀れ、祭典まつりの仕方知らせてあろう、神は急けるぞ


第十八帖(98帖)

神々様皆お揃いなされて、雨の神、風の神、地震の神、岩の神、荒れの神五柱七柱八柱十柱の神々様がチャンとお心合わせなされて、今度の仕組みの御役決まって、それぞれに働きなされる事になったよき日ぞ

辛酉はよき日と知らせてあろうがな、これから一日一日烈しくなるぞ、臣民心得ておいてくれよ

物持たぬ人、物持っている人より強くなるぞ、泥棒が多くなれば泥棒が正しいと言う事になるぞ、理屈は悪魔と知らせてあろうが

保持うけもちの神様ひどくお怒りぞ、臣民の食い物は足りる様に作らせてあるのに足らぬと申しているが、足らぬ事ないぞ、足らぬのはやり方悪いのだぞ、食って生きるべきもので人殺すとは何事ぞ

それぞれの神様にまつわればそれぞれの事何でも叶うのぞ、神にまつらわずに臣民の学や智恵が何になるのか、底が知れているでないか

戦には戦の神あるぞ、お水に泣くことあるぞ、保持うけもちの神様御怒りなされているから早く心入れ替えてくれよ、この神様お怒りになれば臣民日干しになるぞ


第十九帖(99帖)

神世の秘密と知らせてあるが、愈々となったら地震カミナリばかりでないぞ、臣民アフンとしてこれはなんとした事ぞと、口開あいたままどうする事も出来ん事になるのぞ

四つん這ばいになって着る物も無く、獣となって這い回る人と空飛ぶような人と二つにハッキリ分かれて来るぞ、獣は獣の性来をいよいよ出すのだぞ

火と水の災難がどんなに恐ろしいか、今度は大なり小なり知らせねばならん事になったぞ

一時は天も地も一つに混ぜ混ぜにするのだから、人は一人も生きては居れんのだぞ、それが済んでから身魂磨けた臣民ばかり神が拾い上げて、弥勒の世の臣民とするのぞ

どこへ逃げても逃げ所ないと申してあろうがな、高い所から水流れる様に時に従ってくれよ、いざと言う時には神が知らせて、一時は天界へ吊り上げる臣民もあるのだぞ

人間の戦や獣の喧嘩けんか位では何も出来んぞ、くどく気付けておくぞ、何よりも改心が第一ぞ


第二十帖(100帖)

今の内に草木の根や葉を日に干して貯えておけよ、保食うけもちの神様お怒りだから九十四は五分位しか食べ物採れんから、その積りで用意しておいてくれよ

神は気も無い時から知らせておくから、この神示よく読んでくれよ、一握りの米に泣く事あると知らせてあろうがな

米ばかりでないぞ、何もかも無くなるところまで行かねばならんのだぞ、臣民ばかりでないぞ、神々様さえ今度は無くなる方あるぞ

臣民と言うものは目の先ばかりしか見えんから、呑気なものであるが、いざとなっての改心は間に合わんから、くどく気付けてあるのだぞ

日本ばかりでないぞ、世界中はおろか三千世界の大洗濯と申してあろうがな、神に縋すがって神の申す通りにするより外には道ないぞ

それで神々様を祀って、上の御方からも下々からも、朝に夕に言霊がこの国に満つ世になったら神の力現わすのぞ、江戸に先ず神まつれとくどく申してある事よく分かるであろうがな


第二十一帖(101帖)

神の申す事なんでも聞く様になれば、神は何でも知らせてやるのぞ、配給の事でも統制の事もわけなく出来るのぞ、臣民みな喜ぶ様に出来るのぞ、何もかも神に供えてからと申してあろうがな

山にも川にも野にも里にも家にもそれぞれの神祀れと申してあろうがな、ここの道理よく分からんか、神は知らせてやりたいなれど、今では猫に小判ぞ、臣民神に縋すがれば、神にまつわればその日から良くなると申してあろうが

何も難しい事でないぞ、神は無理言わんぞ、この神示読めば分かる様にしてあるのだから役員早く知らせて、縁ある臣民から知らせてくれよ

印刷出来んと申せば、何もしないで居るが、印刷しないでも知らせる事出来るぞ、よく考えて見よ、今の臣民、学に囚われて居るとまだまだ苦しい事出来るぞ

理屈ではますます分からん様になるぞ、早く神まつれよ、上も下も、上下揃ってまつりくれよ、てんし様を拝めよ、てんし様にまつわれよ、その心が大和魂ぞ、益人ますひとの益す心ぞ

益すとは弥栄の事ぞ、神の御心ぞ、臣民の心も神の御心と同じ事になって来るぞ、世界中一度に唸うなる時が近づいて来たぞよ


第二十二帖(102帖)

まつりまつりとくどく申して知らせてあるが、まつり合わせさえすれば何もかも嬉し嬉しと栄える仕組みで、悪も善も無いのぞ、何事も真通理まつりが第一ぞ

まつれば悪も善ぞ、まつらねば善も無いのぞ、この道理分かったか、祭典まつりと申して神ばかり拝んでいる様では何も分からんぞ、そんな我よしでは神の臣民とは申せんぞ

早くまつってくれと申す事よく聞き分けてくれよ、我が我がと思っているのは調和まつろえていない証拠ぞ、鼻高となればポキンと折れると申してある道理よく分かろうがな、この御道は鼻高と取り違いが一番邪魔になるのぞと申すのは、慢心と取り違いは調和まつろいの邪魔になるからぞ、ここまで言葉を分けて申せばよく分かるであろう


第二十三帖(103帖)

世界は一つになったぞ、一つになって神の国に攻め寄せて来ると申してある事が出て来たぞ、臣民にはまだ分かるまいなれど、今に分かって来るぞ

覚悟は良いか、くどく気付けておいた事の愈々いよいよが来たぞ、臣民一人一人の心も同じになって居ろうがな

学と神の力との大戦ぞ、神国の神の力現わす時近くなったぞ、今現わすと助かる臣民ほとんど無いから神は待てるだけ待っているのぞ

臣民も可愛いが元を潰す事ならんから、いよいよとなったらどんな事あってもここまで知らせてあるのだから、神に手落ちあるまいがな

いよいよとなれば分かって来る事なれど、なぜ知らせないのかと文句を申すが、今では何を馬鹿なと申して取り上げぬ事、よく分かっているぞ

因縁の身魂にはよく分かるのぞ、この神示読めば身魂の因縁がよく分かるのぞ、神の御用する身魂は選り抜いて引っ張って居るぞ

遅し早しはあるなれど、いずれはどうしても逃げてもイヤでも御用させる様になって居るのぞ

北に気付けよ、東も西も南もどうする積りか、神だけの力では臣民に気の毒出来るのぞ

神と人との和のハタラキこそ神喜ぶのぞ、早く身魂を磨き、悪い心を洗濯せよと申す事も分かるであろう


第二十五帖(104帖)

富士を目指して攻め寄せる、大船小船あめの船、赤鬼青鬼黒鬼や、オロチ悪狐あっこを先陣に、寄せ来る敵は空蔽おおい、海を埋めて忽たちまちに、天日てんぴ暗くなりにけり

折りしもあれや日の国に、一つの光現われぬ、これこそ救いの大神と、救い求める人々の目に映れるは何事ぞ

攻め来る敵の大将の、大き光と呼応して一度にドッと雨降らす、火の雨なんぞ堪たまるべき、誠の神は無きものか、これは堪たまらぬ兎も角も、生命いのちあっての物種ものだねと、兜かぶとを脱がんとするものの、次から次に現われぬ

折りしもあれや時ならぬ、大風起こり雨来たり、大海原には竜巻や、やがて火の雨、地震ふるい、山は火を噴きどよめきて、さしもの敵も悉ことごとく、この世の外にと失せにけり

風止やみ雨も収まり、山川静まり国土の所々に、白衣しろきぬの神の息吹いぶきに甦る、御民の顔の白き色

岩戸ひらけぬしみじみと、大空仰ぎ神を拝み地に跪き、御民らの目に清々すがすがし、富士の山富士は晴れたり日本晴れ、普字ふじは晴れたり岩戸開けたり


第二十五帖(105帖)

世界中の臣民は皆この方の臣民であるから、特に可愛い子には旅をさせねばならぬから、どんな事あっても神の子だから、神を疑わぬ様になされよ

神を疑うと気の毒出来るぞ、いよいよとなったら、どこの国の臣民という事ないぞ、大神様の掟通りにしなければならんから、可愛い子じゃとて容赦出来んから、気を付けているのだぞ

大難を小難にまつり変えたいと思えども今のやり方はまるで逆様だから、どうにもならなんから、いつ気の毒出来ても知らんぞよ

外国から早く分かって、外国にこの方祀ると申す臣民沢山出来る様になって来るぞ、それでは神の国の臣民申し訳無いであろうがな

山にも川にも海にも祀れと申してあるのは神の国の山川ばかりで無いぞ、この方世界の神ぞと申してあろうがな、

裸になった人から直ぐに善の方に廻してやると申してあるが、裸にならねばなる様にして見せるぞ

いよいよとなったら苦しいから今の内だと申しているのぞ、すべてをてんし様に捧げよと申す事は日本の臣民ばかりでないぞ、世界中の臣民も皆てんし様に捧げなければならんのだぞ


第二十六帖(106帖)

戦は一度収まる様に見えるが、その時が一番気を付けねばならぬ時だぞ、向こうの悪神は今度は神の元の神国を根こそぎに無きものにしてしまう計画であるから、その積りで褌ふんどし締めてくれよ

誰にも分からない様に悪の仕組みしている事、神には良く分かっているから心配無いなれど、臣民を助けたいから神はじっと堪えているのだぞ


第二十七帖(107帖)

臣民の思う様にやれるならやって見よれ、九分九厘でグレンと引っ繰り返ると申してあるが、これからはその場その場で引っ繰り返る様になるぞ

神の堪忍袋かんにんぶくろが切れるぞよ、誰も行くことのない人の知らない所で何をしているのぞ、神は何もかも見通しだと申してあろうがな、早く兜かぶとを脱いで神にまつわって来いよ

改心すれば助けてやるぞ、鬼の目にも涙ぞ、まして神の目にはどんな涙もあるのだぞ、どんな悪人も助けてやるぞ、どんな善人も助けてやるぞ

江戸と申すのは東京ばかりではないぞ、今の様な都会は皆穢土えどであるぞ、江戸はどうしても火の海ぞ

それより他にやり方ないと神々様申して居られるぞよ、秋深けて草木が枯かれても根は残るなれど、臣民枯れて根の残らぬ様な事になっても知らんぞ

神のこの文ふみ早く知らせてやってくれよ、八と十八と五月と九月と十月に気付けてくれよ

これでこの方の神示の終わりぞ、この神示は富士の巻として一つに纏まとめておいて下されよ、今に宝となるのだぞ