第一帖(931帖)

岩戸開きと申してあるが、天は天の、地は地の人民は人民の、動植物は動植物の、それぞれの岩戸を開くのであるから、その立場立場によって違うところがあるぞ、それを自分の物差ものさで計って、岩戸開きとはこんなものぞと定めていると、いよいよ分からない時代となって来るぞ、気を付けておくぞ


第二帖(932帖)

フトマニとは大宇宙の法則であり秩序であるぞ、神示では012345678910と示し、その裏に109876543210があるぞ、〇九十まことの誠であるぞ、合わせて二十二、富士ふじ、不二ふじであるぞ、神示ふでの始めに示してあろう、二二ふじは晴れたり日本晴れぞ


第三帖(933帖)

分かるように説いて聞かせるから、今までの智を一先ず捨てて、生まれ赤児となって聞いて下されよ、天之鈿女命あめのうずめのみことが天照大神に奉たてまつった巻物には12345678910と書いてあったのぞ、その時はそれで一応良かったのであるなれど、それは限られた時と所での事で、永遠のものでは無いぞ


第四帖(934帖)

この時代には一二三四五六七八九十の数と言葉で、死者も甦よみがえる程の力があったのであるなれど、段々と曇りが出て来て、これだけでは役に立たない事になって来たのぞ、岩戸開きの鍵であったが、今度の岩戸ひらきには役に立たない様になったのであるぞ、始めに⦿がなくてはならない、⦿は神ぞ


第五帖(935帖)

人民の肉体も心も天地も、皆同じものから同じ想念そうねんによって生まれたのであるぞ、故に同じ型、同じ性をもっているぞ、そのかみの天津神はイザナギ、イザナミの神と現われまし、成り成りの成りの果てにイザナギ、イザナミの命と成り給たまいて、先ず国土をつくり固めんと、オノコロの四音しおんの島をならし、八尋殿やひろどのを見立てられたのであるぞ

これがこの世の元、人民の頭に東西南北の四方があり、八方と拡がるであろうが、八十となり、八百、八千と次々に拡がって、八百万やおよろずとなりなるのであるぞ


第六帖(936帖)

四と八によってなされたのであるから、森羅万象しんらばんしょうの悉ことごとくがその気を受けているのであるぞ、原子の世界でもそうであろうが、これが今の行詰まりの原因であるぞ、八では足らん、十でなくてはならん、〇でなくてはならんぞ、岩戸開きの原因はこれで分かったであろうがな


第七帖(937帖)

根本の元の元の元の神は〇から一に、二に、三に、四に、五に弥栄したのであるぞ、別天津神ことあまつかみ五柱と申してあろうがな、五が天であるぞ、五は数かずであるぞ、転じて十となるなれど、動き栄えるには+と−の神が現われねばならない、これが中を取り持つ二柱の神ぞ


第八帖(938帖)

ナギ、ナミ夫婦は八分通り国土を生み育てられたが、火の神を生み給たまいてナミの神は去りましたのであるぞ、物質偏重ぶっしつへんちょうの世はやがて去るべき宿命にあるぞ、心得なされよ、

ナミの神はやがて九と十の世界に住みつかれたのであるぞ、妻神に去られたナギの神は一人でモノを生む事の無理である事を知り給い、妻神を訪おとずれ給い、相談されたのであるなれど、話が途中からコジレて遂に別々に住み給う事となり、コトドを見立てられて、千引きの岩戸を閉め両神の交流、歓喜、弥栄は中絶したのであるぞ


第九帖(939帖)

千引岩を閉ざすに際してナミの神は、夫神の治らす国の人民を日に千人喰い殺すと申され、ナギの神は日に千五百ちいもの産屋を建てると申されたのであるぞ、これが日本の国の、また地上の別名であるぞ

数をよく極めて下されば分かる事ぞ、天は二一六(※216°)地は一四四(※144°)と申してあろうが(※計360°)、その後ナギの神は御一人で神々をはじめ、いろいろなものを生み給うたのであるぞ、マリヤ様が一人で生みなされたのと同じ道理どうり、この道理をよくわきまえなされよ、ここに大きな神秘が隠されている

一神で生む限度は七乃至ないしないし八である、その上に生まれおかれる神々は、皆七乃至ないし八であるが、本来は十万十全まで拡がるべきものである、ある時期までは八方と九、十の二方に分かれてそれぞれに成長し、弥栄して行くのであるぞ


第十帖(940帖)

国常立神も素戔嗚命も大国主命も総すべて、地くににゆかりある神々は皆九と十の世界に居られて、時の来るのをお待ちになっていたのであるぞ、地は智の神が治らすのぞと知らせてあろうが、天運てんうん正にめぐり来て、千智引きの岩戸はひらかれて、これら地にゆかりのある大神達が現れなされたのであるぞ、これが岩戸ひらきの真相であり、誠を知る鍵であるぞ


第十一帖(941帖)

いよいよ分からん事が更に分からん事になるぞと申してあるが、ナギの命みことの治らす国もナミの命の治らす国も、双方からお互いに力が押し寄せて交じりに交じるから、いよいよ分からん事になるのであるぞ


第十二帖(942帖)

分からんと申すのは一面しか見えぬ事であるぞ、双方を見る目に早く改心致してくれよ、この白黒まだらな時は長くは続かん、最も苦しいのは一年と半年、半年と一年であるぞ、死んでからまた甦よみがえられる様に死んで下されよ、マコトを心に刻み付けて居って下されよ


第十三帖(943帖)

死ぬか生きるかは人民ばかりでないぞ、神々様も森羅万象の悉ことごとくが同様であるぞ、しばらくの生みの苦しみ、八の世界から十の世界になるのであるから、今までの八方的な考え方、八方的な想念や肉体では生きては行かれんのであるぞ、十方的想念と肉体でなくてはならんぞ


第十四帖(944帖)

八方的地上から十方的地上となるのであるから、総すべての位置が転ずるのであるから、物質も念も総てが変わるのであるぞ、これが元の元の元の大神の御神業おんかみわざぞ、今までは時が来なかったから知らせること出来ん事であったなれど、いよいよが来たので皆に知らせるのであるぞ、百年も前からそら洗濯じゃ、掃除じゃと申してあったが、今日の為であるぞ、岩戸開きの為めであるぞ、今までの岩戸ひらきと同様で無い、末代に一度の大岩戸ひらきじゃ


第十五帖(945帖)

神の申すことは一分一厘いちぶいちりん違わんのであるぞ、今度言う事を聞かねば大変な気の毒となるぞ、地つちの下になって了しまうのであるぞ、12345678の世界が12345678910の世となりて、012345678910の世となるのじゃ、012345678910がマコトと申してあろうがな、裏表で二十二じゃ、二二の五じゃ、二二ふじは晴れたり日本晴れぞ、分かったか


第十六帖(946帖)

太陽は十の星を従したがえるぞ、原子も同様であるぞ、物質が変わるのであるぞ、人民の学問や智では分からん事であるから早く改心第一ぞ、二二ふじと申すのは天照大神あまてらすおおみかみ殿の十種とくさの神宝かんだからに「・」を入れる事であるぞ、これが一厘の仕組み、二二ふじとなるであろう、これが富士の仕組み、七から八から鳴り鳴りて十となる仕組み、なりなりあまるナルトの仕組み、富士と鳴門の仕組み愈々いよいよぞ、これが分かったならばどんな臣民でも腰を抜かすぞ

一方的に一神でものを生むこと出来るのであるが、それでは終わりは全まっとう出来ん、九分九厘でリンドマリぞ、神道も仏教もキリスト教もそうであろうがな、卍ぶつも十キリストもすっかり助けると申してあろうがな、助かるには助かるだけの用意が必要ぞ、用意はよいか、このこと大切ごと、気付けておくぞ、なりなりなって十とひらき、二十二となるぞ、富士ふじ晴れるぞ、大真理だいしんり世に出るぞ、新しき太陽が生まれるのであるぞ