「日月神示」について

「日月神示」とは、画家であり宗教家でもあった岡本天明氏が、ある神霊からもたらされる啓示を書き留めた一連の文書群を指します。

これらは天明氏の「自動筆記」によって書き留められ、その多くは数字や記号だけで構成されていたため、解読にはかなりの労力を要したとされます。

岡本天明氏による「日月神示」は、大戦末期の1944年6月に啓示が始まり、晩年の1961年までの17年間、三期に渡り執筆が続きました。

自らを「日月神」と称する神霊が語るその言葉は、第二次世界大戦の結末を言い当て、その後の日本が歩む歴史と未来に起こる「三千世界の大洗濯」を予言します。

これが本書の代名詞として用いられることの多い「大峠」、いわゆる神界・幽界・現界を巻き込む全世界の立て直しを意味します。

その啓示の中には、諸外国が「神の国」たる我が国土を手にするために、長年に渡る策略の末に国を内外から乱すことが語られています。

今日、我が国に訪れている混乱が80年前の啓示にあるのだとしたら、あらゆる常識が揺らぎ、人々が将来への目的を見失う中、「日月神示」は我が国「日本」の方向性を指し示し、その光が未来を切り拓いていくはずです。


本サイトについて

「日月神示」は戦時中に天明氏からもたらされ、後年に発表されて以降、数十年の間には何度かブームが起きています。

今の世界は混沌と闇を深め、終末的な雰囲気が世に広まっています。こうした鬱屈としたムードと、新約聖書「黙示録」を彷彿とさせる神示の内容が重なり、その度に共感を呼び、見直される機会を得てきたのかもしれません。

現在ネット上には「神示」をまとめたサイトや解説記事も多く、「日月神示」という難解な文書群が、一過性のムーブメントに止まらないのは、それだけ時代の空気を捉えた部分が多いからではないでしょうか。

このサイトの管理者である私「地ノ紀(くにのき)」としては、「日月神示」は予言書というよりも「新しい時代の思想書」や「新しき神道の指南書」としての色合いが濃いと感じています。

本書に書かれている「身魂みたま磨き」こそが「大峠」を乗り越えるカギであり、どんな災難が起ころうとも乗り越える唯一の術が書かれているのが本書であると思います。

それは私たちの迷い多き道筋を指し示し、闇に包まれた世界を塞ぐ「岩戸」を開くための方法なのではないでしょうか。

神示に「災難を待つ心は悪である」と語られており、決して不安や恐怖を煽るためにこれらの啓示が降ろされた訳ではなく、真の「救い」が人々の心をきっかけとするからこそ、新たな「神の道」を歩む意義を訴えているのだと思います。

私は、その理解を深めることが一つの役目であると感じ、本サイトを開設しました。

天明氏は1963年、享年65歳で鬼籍に入られましたが、同氏の残された一連の文書は2025年現在、死後50年以上が経過し、著作権上はパブリックドメインとなっています。

「日月神示」を伝えるためご献身なされた岡本天明氏と、その功績を広め神示の解読にご貢献なされた岡本三典氏の意志を継ぎ、人々が困難な時代を切り拓く導きとなるよう、氏らの残された「日月神示」をここに掲載したいと思います。

また、本サイトの管理人(地ノ紀)の独自解釈に基づく解説項目も加え、「日月神示」の内容を深く知るための道しるべとしていきたいと思います。


本書目次

岡本天明氏に降ろされた「日月神示」は、以下の構成となっています。

1944年(昭和19年)自動書記Ⅰ期「本巻(全30巻)」

・上つ巻(全42帖)

・下つ巻(全38帖)

・富士の巻(全27帖)

・天つ巻(全30帖)

・地(くに)つ巻(全36帖)

・日月の巻(全40帖)

・日の出の巻(全23帖)

・磐戸の巻(全21帖)

・キの巻(全17帖)

・水の巻(全17帖)

・松の巻(全29帖)

・夜明けの巻(全13帖)

・雨の巻(全17帖)

・風の巻(全14帖)

・岩の巻(全11帖)

・あれの巻(全1帖)

・地震の巻(全19帖)

・光の巻(全8帖)

・まつりの巻(全23帖)

・梅の巻(全28帖)

・空の巻(全14帖)

・青葉の巻(全23帖)

・海の巻(全19帖)

・黄金の巻(全100帖)

・白銀の巻(全7帖)

・黒鉄の巻(全39帖)

・春の巻(全60帖)

・夏の巻(全25帖)

・秋の巻(全28帖)

・冬の巻(全1帖)(※2~17帖は未発表)

1958年(昭和33年) – 自動書記Ⅱ期「月光の巻」

・月光の巻(全62帖)

1961年(昭和36年) 自動書記Ⅲ期「五十黙示録(全8巻」

・扶桑の巻(全15帖)

・碧玉の巻(全19帖)

・星座の巻(全24帖)

・竜音の巻(全19帖)

・極めの巻(全20帖)

・至恩の巻(全16帖)

・五葉の巻(全16帖)

・紫金の巻(全14帖)

・各補遺(準備中)


神示解説

本サイト管理人である、地ノ紀(くにのき)の独自考察による「神示」の解説ページです。

「荒れの巻」口語訳

「荒れの巻」解説

「天日月大神」について

・日月神示用語集(準備中)

・「大峠と岩戸開き」の考察(準備中)

・「弥栄の世」を考える(準備中)